この記事を読んでくださっている新郎新婦の皆さん。
ご婚約おめでとうございます!!
コロナ禍でしんどいですよね。
こんなはずじゃなかったですよね。
描いていた結婚式と現実とのギャップに苦しんでますよね。
時には自分たちの結婚式で・・・とゲストの方へ申し訳ないと
責めてしまうこともありますよね。
ただただ普通に結婚式がしたいだけなのに、と嘆きたくなりますよね。
沢山悩んでいる新郎新婦さんへ、この苦しいコロナ禍だからこそ
是非読んで頂きたい記事です。
今回は、本当にあった結婚式決断のお話をご紹介致します。
本当にあった結婚式決断のお話
年齢も同じ、付き合って数年のカップルがいました。
そろそろ結婚適齢期のアラサーカップル。
彼女はよくある、30歳までには結婚したい!
願望があるものの、彼氏はあまり結婚の関心示さず。
そんな二人は仕事も忙しく
休みも合わないため、
あっという間に月日だけが流れるばかり。
ただ、そんな日常のなかでも行く行くはこの人と結婚をするんだろうな~と
漠然とですが、二人とも思っているところがあった、そんなカップルでした。
そんな時に突然の悲しいお知らせが・・・・。
彼氏の母親が突然倒れ救急搬送。。。
お医者さんからは、
「ステージ〇の乳癌です。余命は、、、、。」
初めて知るにはあまりにも辛すぎる告知。。。
癌を患っているのもショックなのに、いきなり余命宣告までされました。
驚きがショックの遥か上をいってしまい、言葉になりませんでした。
だって、お母さん元気だし。
何かの間違いじゃないかな。
え、嘘でしょ。
信じられないし、信じたくもない。
この時に彼女は大きな決断をします。
お義母さんが元気なうちに、結婚式をしよう。
彼氏はビックリ。
周囲もビックリ。
結婚をする予兆が何もなく、
そしてとても急だったので。
妊娠したわけでもないのに。
こういう時は女性のほうが強いです。
余命宣告とされていた期間も短かった為、
本当に結婚式を行うなら最短で結婚式準備を進めていく選択肢しか
この2人にはありませんでした。
そして、お母さんはもともと
耳が聞こえません。
彼女は時間が限られているお母さんと
もっと仲良くなりたくて、
少しずつお母さんに手話を教えてもらったり、
彼氏とお母さんの会話を見ながら勉強して、
お母さんと会話をすることを
積極的にしていきました。
彼氏の方は「結婚式を本当にするの?」
とシャイな性格もあり、結婚式にあまり乗り気ではない新郎タイプ。
そんな彼氏に彼女は、
「1つくらいまともに親孝行しなよ。」
と、彼氏に伝えて結婚式を実行することを
曲げませんでした。
もちろん、普通の20代のカップルです。
結婚式準備にはケンカや衝突もしたし、
仲良く進めて行く!とは
なかなか程遠い事も沢山経験していきました。
そんな中でも、お母さんが2人の結婚式を
とても楽しみにしてくれていました。
「結婚式があるから、元気でいなくちゃ。」と
言ってくれていました。
その言葉もあって、2人のケンカや
幾つもの壁を乗り越える事ができました。
そして
何よりの最優先はお母さんに結婚式に出席してもらって、
せめて1つ、親孝行がしたい、、、
という事でした。
。。。結婚式当日。。。
お母さんは抗がん剤で
髪の毛が抜けてしまったり、
薬の副作用で体型が変わったりしているのに、
頭にウイッグをつけて、黒留袖を着て
新郎の母として最後までずっと参列して
笑顔で祝福してくれました。
本当に結婚式を挙げてよかった。。。。
感謝を伝えられてよかった。。。
今までの辛かったこと、苦労したこと、泣いてきたこと
全てが報われる一日でした、
心底そう思いました。
そして結婚式という幸せな経験は
その日だけではなく、
ずっとずっと何年経っても、自分の人生に
大きな力を与えてくれているという事を
2人はその後に知るようになっていきました。
そして実は、結婚式後のその後もお母さんは
驚異的な奇跡の連続は続き、
余命宣告は延長し続けて
結婚式から3年後には
お婆ちゃんデビューもしました。
その頃には、もう帰宅することはできずに
入院生活でしたが、お母さんに会いに行くたびに
孫をベットにのせるととても喜んで、「可愛い、可愛い~私にください♡」
と、冗談を交えながらお婆ちゃんスマイルを
沢山みせてくれました。
そんな頑張り屋のお母さんは、今月末で亡くなってちょうど1年。
そう、結婚式は8年も前の話。
ですが、8年前に今と同じ
コロナ渦の時代だったら、、、。
間違いなくこの2人はコロナ渦でも結婚式を決断していたでしょう。
お母さんに結婚式で感謝を伝えるために。
出席者がどんどん減っていったとしても、
感染予防でお母さんとはリモート結婚式になったとしても。
ありとあらゆる方法を模索し、
犠牲にすることもありながらも
2人にとって最優先が何なのか?
を問い続けてブレずに進めていたことでしょう。
結婚式の決断は自身の優先順位を明確に
コロナ禍によって、結婚式を決行、延期、
キャンセルした人の
それぞれの違いは何でしょうか?
その人それぞれの優先順位の
違いではないでしょうか?
上記の実話のように、時間という
タイミングが最優先ですと、
挙式日は動かしません。
そのかわり、欠席者が増える
リスクが出てきます。
2人の事情を知らない招待ゲストからは、
コロナ禍で結婚式を挙げる事に
批判的な方も当然いらっしゃるでしょう。
ですが、この2人の最優先は
「お母さんが元気なうちに結婚式を」
という事なのです。
では、あなたの結婚式の最優先事項は
何ですか?
そこをしっかりと持っていると、
さまざまな悩みや困難も
実行に移せていけるようになるのです。
さいごに
最後までお読み頂きありがとうございました。
コロナ禍で結婚式をするのに大切な事
本当にあった結婚式決断のお話を
ご紹介致しました。
あなたの結婚式にあたり、
最優先事項はなんですか?
まずはお2人が結婚に至った奇跡に
自信をもってくださいね。
コロナ禍でも自分の幸せは
堂々と過ごしてくださいね。
そして、自分の結婚式を自分たちで見出して
歩みを進めてくださいね。
式当日は結婚式を挙げて本当によかったと、
コロナ禍で苦労したからこそ生まれる
結婚式の一日になる事を信じて
諦めないでくださいね。
このblogが今の新郎新婦さんへ届き、
少しでも前へ進む力になることを
心から願っています。
8年前に結婚式をあげた元新婦NAKOより。
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